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  • カオリ to ミライ 2025.07

    持続可能な水産養殖用飼料の開発

    ~水産養殖魚飼料の現状と課題~

    福井県立大学海洋生物資源学部先端増養殖科学科教授
    佐藤秀一

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    <3分でわかる解説> 持続可能な水産養殖用飼料の開発
     現在、世界の水産養殖業、特に飼料を給餌する養殖業の生産量が飛躍的に増大している。それに伴い、養魚飼料の生産量も増加している。しかしながら、飼料の主な原料となる魚粉と魚油は、その原料となる魚の資源量を維持するためにこれ以上、生産することは難しい状況である。このような状況に鑑み、天然の魚に依存しない養魚飼料の研究・開発を行ってきた。まず、魚粉を使用しない無魚粉飼料の開発をブリ等で行った。濃縮大豆タンパク質あるいはポークミールを主なタンパク質源とし、大豆油粕やコーングルテンミールと魚油を配合し、摂餌誘因剤としてカツオペプチドを添付した結果、魚粉飼料と同等の飼育成績が得られた。次に、魚油の代わりにDHAを豊富に含む微細藻類のオーランチオキトリウムの粉末を配合した無魚粉・無魚油飼料を作製し、マダイに給餌したところ、魚粉・魚油飼料と同等の成績が得られた。次に、同様の飼料をブリに給餌したところ、摂餌が悪く全く成長しなかった。そこで、色々な飼料組成を試したが無魚粉・魚油飼料に匹敵する成績が得られなかった。このように、ブリの無魚粉・無魚油飼料には摂餌に対する課題が浮かんできた。そこで、魚粉や魚油の匂いを分析し、魚粉と同様のフレーバーを無魚粉・無魚油飼料に添付したところ、無魚粉・魚油飼料と同等の成績が得られた。これからは、昆虫、微細藻類、水棲無脊椎動物など今まで、あまり養魚飼料に利用されてこなかった原料とフレーバーを用いて、魚由来の原料を用いない飼料を開発することで、魚に依存しない持続可能な水産養殖を行うことが望まれる。

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  • THトピックス 2025.07

    香りで
    より豊かな生活を目指して

    長谷川香料(株)代表取締役社長(COO)
    長谷川研治

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*THは長谷川香料の略称名です。(T. HASEGAWA CO., LTD.)

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