HASEGAWA LETTER 2022 年( No.40 )/ 2022.09

THトピックス

長谷川香料登録特許
2020年4月~2022年3月

 

脂質膜構造体形成用組成物およびその製造方法、脂質膜構造体含有組成物およびその製造方法、脂質膜構造体含有組成物を配合してなる化粧料、皮膚外用剤
(特許第6778306号)

(A)酸価5 mgKOH/g以上の水素添加リン脂質と、(B)任意のジオール類化合物等と、を含有し、(B)成分の含有量が、(A)成分100質量部に対して、100質量部を超える、脂質膜構造体形成用組成物。

バニラフレーバーの香味改善剤
(特許第6811621号)

ジメチルトリスルフィドをバニラフレーバーに0.2 ppb~200 ppbの濃度範囲の含有量となるように添加する、バニラの天然感、バニラの高級感およびバニラエキス感を改善したバニラフレーバーの製造方法。従来のバニラフレーバーに不足しているバニラエキス感、詳しくは、バニラエキスの有する天然感および高級感のある良質な香味が付与される。

イメージを色で表現する方法および色表現図(Aroma Rainbow)
(特許第6826195号)

イメージを色で表現し、可視化することにより、被選択した色票を他人と直観的に共有し、香りイメージを直観的に表現する方法。被験者の負担が少なく、再現性が高く、他人と直観的に共有できるようにイメージを可視化できる、イメージを色で表現する方法を提供する。

香料前駆体としてのジエステル化合物
(特許第6841809号)

下記式(1)で表されるジエステル化合物からなる、香気化合物を放出可能な香料前駆体。香料前駆体として使用可能なジエステル化合物、それを含有する香料組成物、および当該ジエステル化合物または香料組成物を含有する消費財を提供する。

バニリンの製造方法
(特許第6879959号)

粗バニリンと脂肪族ジカルボン酸ジアルキルエステルとを含む溶液を蒸留し、バニリン溶液を得る工程(A)と、バニリン溶液を貧溶媒晶析に供する工程(B)と、を含み、前記貧溶媒晶析において、炭化水素溶媒を用いる、バニリンの製造方法。特殊な装置を使用することなく、工業的に十分な効率で、高純度のバニリンを製造する方法を提供する。

QCMを用いた香料調製物の評価方法
(特許第6886657号)

香料調製物の口腔内および鼻腔内における香味発現の傾向を予測するための方法であって、電極を備えた水晶振動子マイクロバランス(QCM)の電極上に固定された真核性生物の細胞膜に由来するリン脂質含有層を口腔内の細胞膜モデルとして用意する工程、モデルと香料組成物を水性媒体中で接触させて、モデルへの香料組成物の結合の程度を測定する工程、香味発現する時間を評価する工程を有し、香料組成物が乳化組成物である、方法。

香気捕集システム、香気捕集方法、芳香液、芳香組成物および調合香料
(特許第6990151号)

加湿気体発生部、動植物原材料収納部および香気成分捕集部をこの順で有し、動植物原材料収納部が加湿気体発生部および香気成分捕集部と連通し、加湿気体発生部が加湿された空気または不活性ガスである加湿気体を発生させ、香気成分捕集部が吸着剤を含む、香気捕集システム。動植物の本来の香気をより効率良く捕集でき、かつ、ナチュラル感のある芳香液を得られる。

香料組成物、飲食品および消費財の香気付与乃至増強方法
(特許第7046902号)

下記式(2)で表される化合物(特に1-エトキシエチルブチレート)を有効成分として含有する、香料組成物。多様化している飲食品などの風味を改善する要望に十分対応できることが可能。

新規アルカンチオ酸誘導体および該化合物を含有する香料組成物
(特許第6697429号)

新規な5-[(1-アルコキシ)エトキシ]アルカンチオ酸S-アルキル。香粧品または飲食品などに特徴的な香気・香味を付与することができる。特に、油脂感、脂肪感、発酵感、濃厚感、フレッシュ感、オニオン様、肉様などの香気特性を付与することができる。

白濁した畜肉だしの乳化感の付与乃至増強剤、食品への白濁した畜肉だしの乳化感の付与乃至増強方法、並びに白濁した畜肉だしの乳化感を有する食品を製造する方法
(特許第6726650号)

(Z,Z)-4,7-トリデカジエナール、(E,Z,Z)-2,4,7-トリデカトリエナール、(Z)-8-ペンタデセナール、および(E)-6-ノネナールのいずれかを有効成分として含有する、白濁した畜肉だしの白濁感および乳化感の付与乃至増強剤。

飲食品の風味改善剤
(特許第6808299号)

種々の飲食品や香料組成物に添加することでその風味を改善または増強でき、特にコク味や食べ応えなどを顕著に改善できる、ビス(3-メチル-2-ブテニル) ジスルフィドおよび/または3-メチル-2-ブテニル 3-メチルブチル ジスルフィドからなる風味改善剤。

たばこ用香喫味改善剤およびその製造方法
(特許第6825156号)

1,3-フィタジエンまたは2,4-フィタジエンを有効成分として含む、たばこ用香喫味改善剤。前記成分にさらにネオフィタジエンを含むものも、たばこ用香喫味改善剤として有用。当該成分を、たばこ製品またはたばこ製品の原材料に添加することにより、たばこ製品の香喫味を改善することができる。

3-メルカプト-3-メチルペンチル アセテートおよび香味付与剤
(特許第6859419号)

下記式(3)で表される3-メルカプト-3-メチルペンチル アセテート。3-メルカプト-3-メチルペンチル アセテートからなる香味付与剤、それを有効成分として含有する香料組成物、香味付与剤または当該香料組成物を配合してなる消費財を提供する。

4-(4-メチル-3-ペンテニル)-2(3H)-フラノンおよびそれを有効成分として含有する香料組成物
(特許第6900128号)

下記式(4)で表される、4-(4-メチル-3-ペンテニル)-2(3H)-フラノンおよび下記式(4)で表される化合物を有効成分として含有する、香料組成物。消費者製品によりよい香味を付与して既存製品の香味との差別化を可能とする、新たな香料化合物を提供する。

動植物原料からの香料組成物の製造方法および動植物原料からの香気回収装置
(特許第6904923号)

吸着剤をメッシュバッグのような袋体に収容した状態で、微粉等を除去処理後の気流を吸着剤に通気し、袋体ごと香気化合物吸着装置(カラム)に出し入れすることで、吸着剤の静電気帯電およびそれに起因する飛散等を防止でき、香気化合物を吸着させた後の吸着剤を全量に近く取り出すことができる方法を提供する。

  • 関連特許(特許第6975173号)

脱色された茶抽出液およびその製造方法
(特許第6993418号)

緑茶葉類を水の存在下、一定の条件下において配糖体分解酵素で処理した後、得られる配糖体酵素処理茶抽出液を加熱処理して水不溶性物質を形成せしめ、該水不溶性物質を除去すると、茶葉に由来する風味を実質的に損ねることなく、透明かつ、脱色された緑茶抽出液が得られる。

飲食品の風味付与ないし増強剤
(特許第7039142号)

(1)レモンバーム、レモングラス、レモンバーベナ、ペパーミント、ローズマリー、タイム、セージ、オレガノから選択される1種以上のハーブ原料を脱臭し、脱臭ハーブ原料を得る工程(2)脱臭ハーブ原料を水、または、水と親水性有機溶媒の混合溶媒で抽出し、抽出液を得る工程(3)抽出液を90~180℃にて、10分~5時間加熱し加熱処理物を得る工程を含む、飲食品の風味付与ないし増強剤の製造方法。

卵感付与乃至増強剤、および飲食品への卵感の付与乃至増強方法
(特許第6694859号)

(Z,Z)-4,7-トリデカジエナールを有効成分として含む卵感付与乃至増強剤。さらに、(E,Z,Z)-2,4,7-トリデカトリエナールを有効成分として含み、任意の量含有する、卵感付与乃至増強剤。天然感あふれる卵感を飲食品に付与乃至増強する卵感付与乃至増強剤等を提供する。

茶類エキスの製造方法
(特許第6778994号)

(1)茶類を0~30℃の温度範囲で水により抽出し、低温抽出液を得る工程、(2)工程(1)で低温抽出液を得た後の抽出残渣を水蒸気蒸留抽出し、水蒸気蒸留抽出液を得る工程、(3)(1)~(2)の工程で得られた低温抽出液および水蒸気蒸留抽出液を混合し、茶類エキスを得る工程を含む、茶類エキスの製造方法。

飲食品の呈味増強剤、呈味増強剤組成物、飲食品の呈味増強方法および飲食品
(特許第6792531号)

3,4-ジメチル-5-プロピリデンフラン-2(5H)-オンからなる、飲食品の呈味増強剤であって、呈味増強が旨味感の増強である、飲食品の呈味増強剤。動物性または植物性だし風味飲食品、野菜含有飲食品、スパイス含有飲食品、および、嗜好飲料品の使用に有用である。

飲食品の風味改善剤
(特許第6824926号)

3-メチルブタン-1,3-ジチオールを有効成分とする、飲食品の風味改善剤。種々の飲食品やその飲食品に添加する香料組成物に添加することで風味を改善できる3-メチルブタン-1,3-ジチオールを有効成分とする風味改善剤を提供。

香味付与剤としてのジエチル メルカプトサクシネート
(特許第6827687号)

下記式(5)で表されるジエチル メルカプトサクシネートからなる香味付与剤。新規な香味付与剤、それを有効成分として含有する香料組成物、当該香味付与剤または当該香料組成物を配合してなる消費財を提供する。

テルペン系炭化水素香料化合物高含有の水中油型乳化香料組成物
(特許第6847520号)

下記(A)、(B)、(C)、および(E)を含有する、飲食品風味改善用水中油型乳化香料組成物。(A)香料(a)および(b)を、香料全量に対し以下の割合で含有する(a)テルペン系炭化水素香料化合物(リモネンを除く):30質量%以上(b)リモネン:0質量%以上10質量%未満(B)乳化剤(C)糖類、エタノール、および多価アルコールから選ばれる1種以上(E)水。

香料組成物、これを含有する飲食品および香粧品、ならびにアセタール化合物およびその製造方法
(特許第6898212号)

下記式(6)で表される化合物を有効成分として含有する、香料組成物。フレッシュな生薬感のあるシソ様の風味を感じさせる香気や香味を飲食品や香粧品に付与することができる。

精製された茶抽出物の製造方法、精製された茶抽出物および香料組成物、ならびにこれらを含有する飲食品および香粧品
(特許第6917327号)

茶の水蒸気蒸留物に対して塩析を行う塩析工程と、塩析工程の後の前記茶の水蒸気蒸留物を吸着剤に接触させる吸着工程と、吸着工程の後に、前記吸着剤に0体積%を超えて95体積%未満の濃度のアルコール水溶液を通液する洗浄工程と、洗浄工程の後に、吸着剤に吸着された成分を95体積%以上の濃度のアルコール水溶液で溶出させる溶出工程と、を含む、精製された茶抽出物の製造方法。

香味付与組成物
(特許第6935572号)

下記式(7)で表される化合物を有効成分として含む飲食品用香味付与組成物。下記式(7)で表される特定のラクトンが優れた香味付与効果を奏し、多様化している消費財の香味を改善する要望に十分対応しうる。

コーヒー風味改善剤およびその製造方法
(特許第6771040号)

GC/MSを用いて、極性カラムを使用して、70 eVにおける電子衝撃イオン化法(EIモード)で得たトータルイオンクロマトグラムにおいて、リテンションインデックスがアセトイン以下のすべてのピークの合計面積と、リテンションインデックスがアセトインより大きいすべてのピークの合計面積との比が、30.0:70.0~100:0である、焙煎コーヒー豆からの香料組成物。

継時的官能評価システムおよび継時的官能評価方法
(特許第6859010号)

被験者が、視覚的に提示された2個以上の評価項目に基づいて、被験対象物を継時的に官能評価する継時的官能評価に用いる継時的官能評価システムであって、計測された被験者の視線に関する情報に基づいて、被験者が視線を向けている評価項目を特定する特定手段、および特定手段により特定された評価項目に、被験者が視線を向けている視線滞留時間帯と、その視線滞留時間帯における評価項目とを関連付ける関連付け手段を備えるシステム。

飲食品の風味の評価用システムおよび飲食品の風味の評価方法
(特許第6947682号)

手段(a)被験者の、飲食品を飲食する際の呼吸を測定する手段;手段(b)被験者が飲食品を飲食する際の開口タイミングおよび嚥下タイミングを捕捉する手段;手段(c)被験者が飲食品の風味を官能評価した官能評価データを記録する手段;手段(d)手段(a)で測定した呼吸と、手段(b)で測定した開口タイミングおよび嚥下タイミングと、を組み合わせて、飲食中の呼息時間等を算出する手段を有する飲食品の風味の評価用システム。

ドデセン酸を有効成分とする飲食品の塩味増強剤
(特許第6985331号)

7-ドデセン酸、8-ドデセン酸、9-ドデセン酸および10-ドデセン酸から選択される1種以上からなる飲食品の塩味増強剤。飲食品に添加される塩味含量を減少させつつ、その食品が本来もっている塩味を維持することができる。

  • 関連特許(特許第6985332号)不快味のマスキング剤
  • 関連特許(特許第6989565号)高甘味度甘味料の呈味改善剤
  • 関連特許(特許第6995452号)旨味増強剤

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